関鉄県南タクシー(守谷市本町)は5月15日、ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)を県内で初めて導入した。
UDタクシーは、国土交通省が認定した、福祉と一般営業の併用を前提としたワゴン型タクシー。車両はバリアフリーで、直接車いす、ベビーカーのまま無理なく乗降できる乗降口を設け、背丈の高い乗客、妊娠中の女性も不便なく利用できるスペースが確保されている。乗車定員は運転士を含め5人(車いす利用時4人)で、ゆったりとした車内が特徴。
関東鉄道企画課の森田玲泉さんは「県内初導入のUDタクシー。車移動でないと不便な地域でもあるので、さまざまな人に需要があるのでは」と話す。
車両は日産のNVバネットがベースで、黄色のボディーカラーが特徴。側面には呼び名である「みんなのタクシー」の文字も表記する。
森田さんは「黄色い車両を見掛けて『みんなのタクシーだ』とすぐに分かってもらえるよう、認知度アップに努めていく。ゆくゆくは他地域でも展開できれば」とも。