気候変動やSDGsをテーマにしたイベント「春の環境講座」が4月20日、国立環境研究所(つくば市小野川16)で行われる。
地球規模の環境問題を扱う同研究所。同イベントは1976(昭和51)年に始まり、今年で43年目。高校生・大学生を対象にテーマを「地球のおくのほうまで見てみよう。」とした。
広報担当の丸尾武史さんは「今回は『地球』を前面に出した。実際に研究所に入り、研究者との対話や見学ツアーを通して『知りたいことを、奥まできちんと深く知ることができる機会を』という思いを込めた」と話す。
前回までは高校生以上対象、予約なしで一般に公開していたが、今回は高校生・大学生50人限定、事前登録制とした。また、一部企画をニコニコ生放送で配信するなど、形式を大幅に変えた。
丸尾さんは「未来を担う若者に国立環境研究所の研究者と語り合ってもらい、将来のことを考えてもらうきっかけをつくれたら」と話す。
「実際に足を運んで、今まで気になっていた疑問や意見をこの機会に、研究者にぶつけてほしい。研究者の声に耳を傾け、語り合っていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は13時~17時30分。参加無料。