幼稚園の園庭をフィールドに、雑草を観察するイベント「草花とどうやって遊ぶ? 園庭すみずみ探検」が5月3日、Kids Creation(つくば市桜1)で行われる。
初開催となる同イベントでは、親子で園庭の中の雑草を観察し、園庭に生えるハーブで入れたお茶と、クッキーを楽しめる。
会場となる園庭には遊具がなく、自然観察に適している。同スクール代表の宮嶋さやかさんは「筑波山麓の里山をイメージして造った。遊具はあえて置かず、つくばに自生する植物を、自然界のバランスを参考に植えている」と話す。
今回の講師である樹木医の守生耕さん、植物講師の佐々木知幸さんは、それぞれ「昆虫、草花に関するマニア」で、「守生さんは樹木医でありながら、昆虫についての知識はかなりマニアック。標本なんかもたくさん作ってしまう」という。佐々木さんも、「草花についての本を出版するほど」。今回は「みちくさ部長」という肩書きで、雑草の知識を伝える。
守生さんは園庭を設計したガーデナーでもあり、「子どもたちや保護者、スクールのスタッフたちに、もっと草花や木々、昆虫に興味を持って、自然遊びをしてほしい」と考え、講師の佐々木知幸さんを紹介したことが企画の始まり。
宮嶋さんは「自然豊かな園庭の中で、普段は気にせず、踏んでしまう雑草をじっくり観察し、そこに生きる虫たちも感じられる。観察の後はハーブティやクッキーを楽しみ、五感で自然を感じてほしい」と話す。
開催時間は10~12時(9時50分から受付)。参加費は1,000円。申し込みはメールで受け付ける。