ユニークな働き方を推奨する「パプアニューギニア海産」(大阪府茨木市)の工場長・武藤北斗さんの講演会が9月7日、つくば市役所コミュニティ棟(つくば市研究学園1)で行われる。つくば自立生活センターほにゃら、第二映像企画、プシュケ福原美紀さんの共催。
武藤さんは「生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方」の著者。同社では、出勤日や休日が自由で、会社に連絡は不要。退社は30分刻みで自由、など特徴的な経営で話題となった。同センター代表の斉藤新吾さんが今春、SNSで同書の感想を投稿し、武藤さんの講演会に参加したことがある美氣さんが声を掛け今回の企画が実現した。
主催の一人である福原さんはつくば出身。「できるだけつくばの外から面白い人を呼び、イベント企画などを通してつくばの人にさまざまな価値観を知ってほしい」という。自身の子どもに知的障がいがあることから、「障がいを持つと、働くことが狭き門という現実を見てきた。そんな中で武藤さんの働き方を知り、共感した」という。「大阪での講演会では、車いすの人も聞きに来ていた。どんな立場の人が聞いても、働きやすくなるだけでなく、生きやすくなるはず」と話す。
「自由な働き方や、それで成功しているという事例を知ってほしい」と福原さん。斉藤さんは「自分もそうだが、組織の長や経営者といった、人を働かせる人に聞いてもらいたい」と話す。
講演会の前日である9月6日の夜にはタイ料理店での交流会も企画している。「講演での話も、そこでは出てこない話にも両方価値がある。どちらも知ってほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時30分~12時30分。参加費は1,500円。