竹園東中学校(つくば市竹園3)で9月7日に行われる第46回文化祭「創明祭」での出店において、初めてリユース食器をPTAによる焼きそばの販売で使う。
同文化祭では毎年PTAが飲食出店を行う。PTA会長の関頭広晃さんは「PTA活動の任期は1年。次の年には引き継ぐため、『毎年やっているから』という理由で同じ活動をすることが普通。自分が会長になり、ゼロから全ての活動の意味を考えたかった」と言い、「さまざまなイベントを参考にしようと見ていたとき、ゴミがあふれていることに違和感を持ち、リユース食器の導入考え始めた」と話す。副会長の山中さんは提案を受け、「探してみると、県内にリユース食器を扱う業者がいなかったり、行政がサポートしている様子がなかったり、思ったよりも難しかった」と振り返る。
一番の目的は「ものを大切に使う心の醸成」としている。食器を返すと返金されるデポジット制は導入せず、「1個でも返却されなかったら、その事実を受け止めたい」と関頭さん。「何事も使い捨てる時代に、ものを大切にすることや、次の使用者のために丁寧に使おうというメッセージを伝えたい」と話す。「リユース食器の存在を知らないだけの子どももいるはず。まずは大人が旗を振って、大人の背中を子どもたちに見せたい」とも。
開催時間は10時~12時。入場無料。焼きそばは200円。