10月12日~14日に研究学園駅前公園(つくば市学園南2)で行われる「つくばラーメンフェスタ2019」に合わせて同13日、特別企画「つくばの魅力再発見ツアー」が初開催される。
同フェスタ会場に集合し、日帰りで筑波山周辺を観光するバスツアー。筑波山神社を散策し、北条商店街で歴史を学び、つくばワイナリーでワインを楽しむという行程で、晴天の場合はブドウ狩りも体験できる。
今年で8回目となるつくばラーメンフェスタは「ラーフェス」の呼称で定着し、10万人を集客する秋の名物イベント。ラーメンを求め長蛇の列ができ、1時間を超える待ち時間が発生することもあるが、ツアー参加者は当日ラーメン1杯と、それを並ばずに食べられる権利が付く。
実行委員の今村瑠璃さんは「ラーメンというコンテンツの性質上、食べて終わりとなることも多いが、丸1日かけてまちを満喫できれば、遠方からも来たいと思えるのでは」とイベントに付随したバスツアーを企画提案したという。「つくばでないとできない体験を加えた。1日限りの単なるイベントを超えて、つくばというまち全体を楽しんでほしい」と話す。
つくばラーメンフェスタは東日本大震災と、2012(平成24)年に北条地区を襲った竜巻災害の復興支援を目的に生まれ、スローガンは「ラーメンで、つくばを元気に」。今村さんは「少しでも被災地の励みになればと継続しており、利益追求よりもイベントを通した地域活性を大事にしている。バスツアーもその一環と捉えている」と語る。
会場の研究学園駅周辺は近年、人口が増え開発が進むエリア。「研究学園も、筑波山周辺もつくば市内だが、魅力は全く異なる。どちらも体験してもらいたい」と言い、「当日まで参加を受け付ける。ラーメンフェスタだけでなくバスツアーにも参加してもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は12時00分~16時30分。参加費は5,500円。