つくば経済新聞の2020年上半期PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、つくば市内の商業施設休館の情報をまとめた記事だった。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースからPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. つくば市内の商業施設も臨時休館 平日日中も外出自粛要請受け (4/9)
2. つくば発の医療相談アプリ「LEBER」、県内の全世帯に無償提供開(4/13)
3. つくばでテークアウト情報発信「旨がっぺtsukuba」開設 飲食店盛り上げの一助に(4/7)
4. 筑波大卒業生がつくばのカレーうどん店応援 クラウドファンディング立ち上げ (4/28)
5. つくばにアンティーク雑貨「家貨屋」 オンライン販売促進準備も (4/15)
6. 休校中の子ども向け「デジタルコンテンツまとめ」 つくばの研究機関中心に
(3/3)
7. つくばの私立学校でオンライン授業参加100% コロナ禍でも「学び止めない」(6/8)
8. つくばで印刷会社主催の紙ビュッフェ 「新しいことにチャレンジしたい」(2/14)
9. 親子の「おうち時間」楽しむ動画配信 つくばの起業家が集合 - つくば経済新聞(4/22)
10. 「#石岡エール飯」プロジェクト始動 SNS投稿でテークアウト販売店応援(4/8)
1位は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請が出された際の商業施設の休館や営業状態をまとめた記事で、自粛期間中の日常生活に必要な情報が求められた。
2位は、同じく新型コロナウイルス対策のため、県内の全世帯に無料提供を決めた医療アプリ「LEBER」についての記事だった。同アプリは、新型コロナウイルスの院内感染が懸念されるも、病院の診察が必要な子どもを持つ親を中心に利用されている。
3位は、市内の飲食店のテークアウト情報をまとめたフェイスブックグループ「旨がっぺtsukuba」について伝える記事。この後、有志の協力でテークアウトマップや、同グループ・ページの情報をまとめたアプリなどが発表され、外出自粛期間のつくば市民の胃袋を支えたと言える。現在も、各飲食店が精力的に更新を行っている。
市内の学校が休校措置を取ったり、研究機関の一般公開イベントが軒並み中止となったりする中、休校中の子ども向け教育コンテンツを届けるJACSTの活動や、オンライン授業の成功例を伝える茗渓学園の記事、10位以下にも、市内の研究機関であるNIMSのオンライン一般公開がランクインするなど、教育関係の話題に注目が集まった。
その他10位以下では大曾根・花畑・筑穂エリアを散歩するケーブルテレビの番組(12位)や、農薬ベンチャーの資金調達(16位)、筑波大が構築するオープンな論文査読システム(17位)、高齢者向けのサポート付きオンラインサロン(18位)といった記事があった。
つくば経済新聞は2020年後半もつくばの経済ニュースだけでなく、教育や市民活動、オンラインならではの動きも捉えた情報を届けていきたい。