物質材料研究機構(NIMS)による実験工作ワークショップがトナリエつくばスクエア(つくば市吾妻1)3階のNIMSブースで10月2日・3日、行われる。
NIMSではさまざまな物質や材料を研究しており、今年4月から同施設3階にブース出展している。NIMS広報でワークショップを担当する澤田莉沙さんによると、ショッピングセンター内で国立の研究所がブース出展を行うことは珍しいという。気軽に立ち寄れる場所に体感型の装置を展示し、「科学に興味がある人もそうでない人にも材料の奥深い魅力を感じてもらう」のが趣旨。
今回のワークショップで体験できるのは、乾電池、磁石と導線を使って作るシンプルなモーター「くるくるモーター」と、磁石の性質を使って文字を記録する実験「磁石で暗号」の2種類。材料の性質について学びながら楽しめ、作ったものは持ち帰りできる。
「実際に手を動かし工作することで、ただ見たり聞いたりするよりも実感できることが多いはず。ただ楽しいだけでなく、材料の性質をしっかりと理解して工作してもらいたい」と澤田さん。「100円ショップでも手に入る商品を使っているが、簡単でも材料の持つ性質を考えるヒントが詰まっている。ワークショップが終わった後にも、家に持ち帰って身近な材料が秘めている力を改めて考えるきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は10時15分、11時15分、13時15分、14時15分、15時15分、16時15分の各回30分ごと。両日とも10時から整理券を配布する。参加無料。