JAXA(宇宙航空研究開発機構)筑波宇宙センター展示館(つくば市千現2、TEL 029-868-2023)で8月2日、「おかえりなさい『はやぶさ』特別展」が始まった。
同展は先月オープンした展示館の特別展示第1弾。小惑星「イトカワ」から6月13日に地球に帰還した探査機「はやぶさ」の持ち帰ったカプセルや、大気圏突入の際に熱からカプセルを守ったヒートシールド、カプセル本体部分インスツルメントモジュール、パラシュートなどを展示。
カプセルはJAXA相模原で開封作業が行われ、内部に収められた容器から微粒子が確認されたことで知られるが、分析中の容器は非公開となる。
展示館では、100万分の1の地球にISSや陸域観測技術衛星の模型が軌道高度に合わせて展示されているほか、日本の宇宙開発の歩みを分野ごとに紹介。人工衛星、HTVなどの試験モデルの実物大展示もある。ガイド付きのツアー見学(要予約)も実施している。
JAXA筑波宇宙センター広報の植平光子さんは「今回の特別展示では、『はやぶさ』帰還カプセルの機器類の実物を展示しています。どうぞじっくりとご覧ください」と話す。
開館時間は10時~17時。入館無料。特別展示は今月6日まで。