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土浦に焼きドーナツ工房「キュンメル」 全ての人が楽しめるお菓子を

店主の篠原杏菜さん

店主の篠原杏菜さん

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 米粉焼きドーナツ専門店「K?mmel(キュンメル)」(土浦市中村南4)が12月10日、工房兼店舗をオープンした。

 「あらゆる人がおいしく、手軽に食べられるお菓子を」と、7大アレルゲン(小麦・乳・卵・そば・カニ・エビ・落花生)不使用の焼きドーナツを販売する同店。「稲本豆腐店」(つくば市)の国産無農薬大豆を使用した豆腐やおからを主な材料とし、プレーン、きなこ、メープルや和紅茶、抹茶に加え季節ものなど常時10種類以上をそろえる。

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 店主の篠原杏菜さんは愛知県出身。つくばの菓子店で働きながら、2018(平成30)年に市内でマルシェ出店を開始。最初から砂糖や小麦粉、卵などを使わないお菓子を作っていたわけではなく、マルシェを経験する度に「自分が普通だと思っていたお菓子を食べられない人に出会う機会が増えた」と振り返る。「アレルギーの人が食べられないことや、そういった人にはそもそも小麦や卵が選択肢として存在しない」と気付き、悩んだ末「みんなが食べられるように作ればいい」と、アレルゲンを除き、グルテンフリーの焼きドーナツに挑戦した。

 「まずは作って出してみて、お客さんの反応で改良していく。自分の中でも100点を取ることは永遠にない。そこを目指してお店に出さないのではなく、まずは80点のものができたらどんどん変えていく方が自分に合っている」と、レシピも変化していくという。「例えば、もそもそして食べにくいと言われ、しっとり感が増すようなレシピに変えた」。「米粉しか食べられない人に米粉は固いものというのを押し付けるのも違う」とやわらかい食感を目指し、試行錯誤を繰り返した。

 価格は「気軽に買える値段にしたい。300円にならないように気を付けている」と言い、プレーン1個150円、季節限定のものも250円までとする。「良い材料を使うとすぐに予算を越えてしまう」と苦笑する。「味を開発することは苦にならない。いつも楽しんでいる」とほほ笑む。

 工房を訪れる客との会話も「全てが新鮮で楽しい。お客さんありきの商売と思っている。対話を大事にしたい」と意気込む。

 営業日は木曜・土曜。営業時間は12時~17時。