つくばセンター広場のぺデストリアンデッキ(つくば市吾妻)で12月25日、「オーガニックファーマーズヴィレッジ-クリスマスイベント」が開催される。
茨城県を元気にしたい若者と無農薬にこだわりのある生産者が「安全でおいしい茨城県産の農産物を広く知ってもらい、未来の子どもたちの食と自然を守りたい」と企画され、9月にスタートした市場イベント。毎月第4日曜日に開催し、今回で4回目。
「つちに感謝、人に元気」をスローガンに、毎回、つくば周辺の有機栽培農家など約20軒が出店。土作りだけで7年以上かかるといわれる無農薬栽培の野菜や米、卵など、大切に育てられた茨城県産の農産物が数多く並ぶ。出店者が栽培した野菜を使った飲食物の販売も行う。「オーガニック野菜を実際に食べて味と香りを知ってほしい」と、レシピや試食用の料理を用意する店も多い。
今回のテーマは「クリスマス」。有機野菜を使用したシチューを提供するほか、アーティストやパフォーマーの演技も披露する予定。シチューの食材は、ジャガイモは「しばはら愛善農園」、玉ねぎは「ごんべえ農園、柴田農園」、ニンジンは「つくばの風、浅野農園」、カボチャは「つくばダッシュ村」など、全て生産者の顔が見える食材を使う。
実行委員会の柴原新一郎代表と広報の飯野浩司さんは「有機農家は横のつながりが少なく、顔を合わせて交流する機会がなかった。このイベントにより生産者同士の交流が広がっている」と話す。「お客さまと生産方法や安全性について話すことができる場でもある。茨城の野菜の良さをより多くの人に知ってもらいたい」とも。
開催時間は10時~20時。