つくばの「パルシステム茨城つくば館」(つくば市千現1-17-22)で12月3日・4日、消費されずに眠っている食品の寄付を受け付けるイベント「フードドライブ」が開催され、439キロの食品が集まった。
「『もったいない』を『ありがとう!』に」をスローガンに活動しているNPO法人「フードバンク茨城」(梅園2)が企画した。
フードバンクは約40年前にアメリカで始まった取り組み。同NPOは今年8月から、家庭や企業、生産者の間で消費されずに眠っている食品を福祉施設や生活困窮者、被災者に届ける活動に取り組んでいる。
初めての試みであるフードドライブでは、一般家庭からしょうゆ・サラダ油・コーヒー・紅茶・カレーなどが、農家からはジャガイモ・サツマイモ・ほうれん草などの野菜が集まった。寄付により集まった食品は、フードバンクスタッフとボランティアにより市内の児童養護施設「筑波愛児園」と土浦市の「窓愛園」に配られた。
同団体広報担当の田中健一さんは「たくさんの人にご協力いただき今後の活動につながる良いスタートになった」と話す。「眠っている食品を有効活用し、食に困っている人を支援するフードドライブ。『もったいない』を『ありがとう』に変える取り組みに関心を持ってもらいたい」と協力を呼び掛ける