つくば市の農業生産物から新たな「つくば市のオリジナル商品作りを考える」セミナーが12月1日、つくば研究支援センター(つくば市千現2)で開催された。
つくば市内の農業、商工業、観光、行政の各関係者など約60人が参加した同セミナー。中小企業基盤整備機構の三輪清一さんが、地域産のオリジナル商品を生産・販売するためのノウハウをレクチャーし、地域ブランド立ち上げのための工夫や、インターネット販売のための方策などについて解説した。
続く商品検討会では、つくばの地場産小麦粉を使用した「ユメシホウラーメン」、ブルーベリーのジャムやワイン、トマトケチャップ、みかんの酒などの加工品が並べられ、参加者が実際に試食して意見を出し合った。
そのほか、地域産野菜からの加工製品の一例として、「いばらきデザインセレクション2009」で知事認定を受けている茨城県内のデザイン会社「時の広告社」の「ゆたりや」(茨城県水戸市)が生産・販売する「にんじんジャム」や地元酒蔵の酒かすを用いた焼菓子なども紹介された。
つくば市役所農業課の蓬田裕一さんは「さまざまな業種の人のアイデアがつながり、つくばの農産物からおいしい商品がたくさん生まれれば。つくばの生産物の魅力を広く伝えたい」と話す。