つくば市などが昨年12月から試験的に運営している、東京・港区魚らん商店会の野菜直売所「つくばさんず」(東京都港区)で1月9日、初売りが行われた。
つくば市と港区は2008年度から地域交流を活発に展開し、港区の各種イベントで販売したつくば産野菜が住民に喜ばれたことがきっかけとなり、同商店会組合が同事務所を直売所のスペースとして無償提供。月2回(第2・4土曜)の直売が実現した。
販売されたのは、根菜類(白菜、キャベツなど)、米、加工品(みそ、しょうゆ、梅干しなど)ほか。当日は、つくば市認定農業者等連絡協議会」メンバーやつくば市役所職員らが駆け付け、販売を行った。
同事業を担当するつくば市農業課の飯村通治さんは「泥つき大根など、産直ならではの野菜を喜んでもらえている。これを足掛かりに、つくばの高品質な野菜のPRに励みたい」と意気込みをみせる。
同所での次回開催は1月23日11時~16時。同市は都内で定期的な販売を計画しており、4月以降、本格的な稼動を目指すという。