
第3回となる「つくばラーメンフェスタ2014」が10月11日~13日の3日間開催され、つくばの特産の福来(ふくれ)みかんを使った「福来そば」が初披露された。
つくばはラーメンの件数や種類も多い激戦区で、つくばの特産を生かした福来ミカン普及のためラーメンで盛り上げようと、数店が協力してご当地ラーメンプロジェクトが始動した。その第1弾として、つくば市内でもつけ麺で人気のある「活龍」が福来みかんの皮の粉末を練りこんだ麺で、タイ煮干しで丁寧にダシをとったあっさりスープが特徴。3日間で2400食を販売した。
福来ミカンの皮を乾燥させて作る陳皮は、収穫量の少なさと需要の多さから1キロ6,000円~8,000円ともいわれる高級品だ。
活龍を経営する天辺ダッシュカンパニー(つくば市花畑)の芝山健一社長は「スープのインパクトが強い店が多い中、麺が主役のラーメンを開発した。一口すするとタイの香り、福来麺の爽やかな香りが追いかけてくる、その感覚は今までにないラーメン。ミカンなどのかんきつ系は、実はとてもラーメンとの相性がいい。魅力度が最下位の茨城を見返すため、このラーメンから発信して少しでも魅力を感じてもらえれば」と意欲を見せる。
福来そばは近々、「活龍本店」でも提供を予定し、11月中旬には福来麺の第2弾ラーメン「酸辣湯麺」も提供予定。