筑波大学(つくば市天王台1)は寄付金を集めることを主な目的に、スマートフォン向け公式アプリの配信を4月以降に始める。アプリには寄付金の受付機能のほか、筑波大に関するニュースの配信機能なども備える予定だ。
同大は2023年10月の開学50周年に合わせ、昨年6月、「創基151年筑波大学50周年記念基金」を設立し、寄付を募っている。同大事業開発推進室によると、基金の目標額は10億円で、教育や研究の支援に使う予定。それとは別に、文化系サークル会館や体育系サークル会館などを改修したり、東京キャンパスに交流施設を新設したりするなどの施設整備に使うための寄付も集める。
アプリは寄付金受付の機能のほか、同大に関係するニュースの配信や同、同大関係のサイトへのリンク機能などを予定している。
授業の履修登録や休講情報、学生生活についての情報は現在、同大の複数のサイトに分散して掲載されている。同室によると、将来的にはそれらのウェブの機能をアプリにまとめ、学生生活の利便性を向上することも検討しているという。アプリの配信はiOS版、Android版の両方で4月以降に行う予定。
同室担当者は「アプリの配信でより多くの寄付が集まることを期待している」と話す。
(取材・執筆=筑波大学新聞)