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つくばで夏休み親子科学実験教室 宇宙線観察や磁石加速器作りに挑戦

講師を務める「ゆーみるしー(青木優美)」さん

講師を務める「ゆーみるしー(青木優美)」さん

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 つくば市が8月9日・30日、親子で参加できる科学実験教室を開催する。

宇宙線を観察できる「霧箱」

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 身近な素材を使った科学実験を通じて、親子で科学の楽しさを体験してもらおうと企画した。2016(平成28)年度から「親子で科学工作」として始まり、今年で10年目を迎える。昨年度から市主催の「親子で科学実験教室」として行っている。

 当日講師を務める、つくば科学教育マイスターの「ゆーみるしー(青木優美)」さんは現在、高エネルギー加速器研究機構(KEK)に所属し、科学教育の普及活動を行っている。

 8月9日開催の第1回・第2回では、宇宙線を観察できる「霧箱」を製作する。霧箱は、プラスチック容器や黒画用紙など身近な材料で作ることができる測定器。宇宙から降り注ぐ見えない粒子「宇宙線」が通った跡を、流れ星のように観察できる。会場は市役所コミュニティ棟(つくば市研究学園)。

 8月30日開催の第3回・第4回では、磁石で鉄球を加速させる「ガウス加速器」を製作。どれだけ速く鉄球を飛ばせるか挑戦する内容となっている。会場はコリドイオ(つくば市吾妻)。

 ゆーみるしーさんは「霧箱はノーベル賞を3つも取った測定器だが、身近な材料で作ることができる。普段は見えない粒子を自分の目で見るという体験はなかなかできない。(粒子を可視化するなどの)実験は、実は大学院で研究していた内容にもつながっているので、思い入れが深い実験」と話す。

 「特別な知識がなくても、見て、作って、楽しめる内容。不思議で楽しい体験を、親子で一緒に楽しんでもらえたら。一緒に科学の世界をのぞいてみましょう」と参加を呼びかける。

 対象は小学生の親子20組(児童1人・保護者1人)。参加費は1組300円。応募多数の場合抽選。第1回・第2回の申し込みは7月25日17時まで、第3回・第4回の申し込みは8月15日17時まで、「いばらき電子申請・届出サービス」で受け付ける。

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