土浦市立博物館で「むかしの道具」展-近代と現代の暮らしを比較体験

スチームアイロンの元祖「炭火アイロン」

スチームアイロンの元祖「炭火アイロン」

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土浦市立博物館(土浦市中央1、TEL029-824-2928)で現在、テーマ展「昔の道具あれこれ」が開催されている。「夏休みファミリーミュージアム」プログラムの一つで、親子で博物館を楽しんでもらおうと企画された。

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同展では、同館収蔵資料の中から近代(明治時代以降)から現代にかけての暮らしに用いられたさまざまな道具を展示。毎日の生活に直結するものから、職業や生産にかかわるもの、儀式や祭りにかかわるものなどをテーマごとに紹介する。

会場では、見たことも使い方もわからない道具を展示する「むかしの道具 これ何だ?」や、昔の道具と今の道具を比較できる「むかしの道具 今の道具」、今の道具に残る昔の名残を紹介するコーナーも展開。

同館学芸員の比毛君男さんは「中に暖めた炭を入れ、布などのしわを伸ばす『炭火アイロン』は、今のスチームアイロンの元祖。ダイヤルを回して自動的に計算する機械式卓上計算機『タイガー計算機』は昭和30年から40年ごろまで使用されていたもので、見学者の中には実際にお使いになっていた方も。昔の会社には各課に1台程度あり、一般的に使用されていたものだと聞いた」と話す。「道具を通じて、昔と今の生活のつながりと変化、そして大切に伝えられてきた道具に込められた昔の人の思いなどを感じていただければ」とも。

8月22日・28日・29日には、親子で昔ながらの製本技術を体験できる講座「和とじ本をつくろう」も開催(同時に4人まで体験可能、20分程度、事前申込み不要)。

開館時間は9時~16時30分。月曜休館。入館料は、一般=105円、小中高校生=50円(毎週土曜日は小中高校生無料)。8月31日まで。

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