茨城県つくば美術館(つくば市吾妻、TEL 029-856-3711))が5月から「つくば美術館土曜講座」を開講する。
同館は、震災による変更や中止など展示に影響があったが、4月26日から通常通りの運営となった。
同館主催の通年講座は初の試みで、館長や学芸員が培ってきた経験や研さんを通じて学んだことを基に、さまざまな視点や内容の講座を開く。
内容は、「美術館ができるまで」(第1回)、「美術館のしてきたこと、してこなかったこと」(第2回)、「教えてミッフィー!親子で楽しめる作品鑑賞法」(第3回)、「茨城から世界へ現代美術の発信地」(第4回)を予定。
同館首席学芸員の山口和子さんは「講座の内容は、各学芸員の関心や研究テーマによるため多岐にわたる。展覧会を通じて関わった作家や地道な調査に基づく発見など、学芸員でなければ語ることのできないエピソード等も紹介する」と話す。「少しでも多くの方々に美術や美術館への興味と関心を持っていただき、共に考える機会になれば」とも。
開講日は5月14日、7月9日、9月10日、10月8日。開講時間は13時30分~。参加無料。