2月28日早朝、ネットワーク衛星ITF-1(愛称:「結(ゆい)」)がJAXAの相乗り小型副衛星として打ち上げられる。打ち上げ予定時刻は午前3時37分。
「結」は、筑波大学ネットワーク衛星「結」プロジェクトが開発に取り組んできた人工衛星。同プロジェクトは、筑波大学の幅広い分野の学生20人ほどで構成され、2011年春から人工衛星の開発や広報活動などを行ってきた。衛星の状態を一般的なトランシーバーなどで受信できるように開発されており、世界中の受信報告をした人同士で交流が始まることを狙いとしている。現在は構想段階だが、子供向けの受信報告会なども実施する予定だという。
打ち上げ当日は、プロジェクトメンバーが種子島の打ち上げ場所近くに赴き、打ち上げを見届ける。打ち上げの様子はJAXAのwebサイトで映像配信され、筑波大学内でパブリックビューイングも行う。開催時間は2月28日2時30分~4時30分を予定。申し込み不要。
プロジェクトメンバーは「日本で今回の打ち上げのパブリックビューイングを行うのは2カ所だけ。いろんな人に来てもらい『結』のことを知ってほしい」と話す。「世界のあらゆる人から受信報告をもらいたい」とも。