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雨引観音「あじさい祭」で「水中華」始まる ライトアップで新演出も

楽法寺スタッフの飯塚さんが撮影した早朝の「水中華」。アヒルが池の中で過ごす様子も見られる(写真提供=雨引観音)

楽法寺スタッフの飯塚さんが撮影した早朝の「水中華」。アヒルが池の中で過ごす様子も見られる(写真提供=雨引観音)

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 雨引山楽法寺(桜川市本木)で現在、アジサイを池に浮かべる「水中華」と「ライトアップ」が行われている。  

雲海の演出で幻想的な雰囲気の境内(写真提供=雨引観音)

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 7月20日まで開催する「あじさい祭」の一環。今年の「水中華」と「ライトアップ」では、特殊効果による雲海を発生させて幻想的な空間を創出し、プロジェクションマッピングの映像演出やオブジェの設置など、新たな試みを加え来場者を迎える。

 「雨引観音」の通称で知られる同寺院は安産・子育ての寺として信仰を集め、戌(いぬ)の日の安産祈願などで多くの参拝者が訪れる。境内でクジャクやアヒル、ヤギなどを放し飼いにしていることでも知られる。

 あじさい祭の目玉である「水中華」は、同寺院が運営する中華薬膳料理店「三笠」スタッフの堤谷真由美さんらが企画・立案した。堤谷さんによると、枝切り後のアジサイをレストランの外の石鉢に浮かべた際、写真を撮る客の姿を見たのがきっかけで、住職の川田興聖さんに相談すると、「境内の池にアジサイを浮かべてみたら」とすぐに実行することになったという。

 2018年に初めて「水中華」を行いSNSで告知するとテレビや新聞の取材が相次ぎ、翌年には境内のより大きな池に場所を移して開催した。今年で8回目を迎える。池やアジサイのメンテナンスなどは寺のスタッフ、レストランスタッフのほか、桜川市の地域おこし協力隊などボランティアスタッフの協力を得て、毎日行っているという。

 堤谷さんは、これまで「花手水(はなちょうず)、和傘、ひょうたんランプ、竹灯ろうなど、さまざまな企画をしてきた。今年は住職に『見どころを増やしたい』と直談判した」と話し、「今までにない演出を見てもらえたら。参拝者や観光客が喜ぶ姿を見ると、毎年うれしくて来年もまた頑張ろうと思う」と笑顔を見せる。

 ライトアップ実施時間は、平日=18時~20時、土曜・日曜=18時~21時。入山料=500円。水中華、ライトアップは7月6日まで。

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