つくばの「つくばカピオ」(つくば市竹園)で11月18日~20日、「マイクロマウス2011」が開催された。
同大会は、リモコンなど直接操作をせずにロボット自身が考えて行動する自立ロボットの競技会。今年で32年目。開催地がつくば市になってからは5回目の開催となった。
迷路を攻略する速度を競う「マイクロマウス競技」、ラインに沿って走行するスピードを競う「ロボトレース競技」、迷路内に置かれた円筒を上下逆さまにした数や速さを競う「マイクロクリッパー競技」など多様な種目があるが、競うロボットは全て自律的に行動する。
つくばに開催地が移ってから始まった「つくばチャレンジ」は、市街地をロボットが走行する特別競技で、屋外を走行するだけでなく、安全確保やコースの認識などもロボット自身が行う。今年は69チームが参加し、屋内での競技同様に盛り上がりをみせた。
つくば市経済部産業振興課の早瀬昌輝さんは「国内だけでなく海外からの注目度も高く、毎年盛り上がっているイベント。最近は高校生など若い参加者も目立ち記録も残してきている。このイベントが、技術や研究のさらなる発展につながれば」と話す。