つくば牡丹園(つくば市若栗、TEL029-876-3660)で1月14日、新春イベント「冬の庭へ」が始まった。
同イベントで観賞することのできるボタンは、本来春に咲くボタンを手間暇かけて調整し、この時期に開花させたもの。
園長の関浩一さんは「ボタンは百花の王とも呼ばれるほど美しい花。厳冬という過酷な環境の中で凛(りん)と咲く花から、力強さやかれんさを感じ取ってもらえれば」と話す。
同園では、土壌作りをメーンに観賞花の他にも農耕の技術開発も行っており、期間中の週末は、園内の施設「ぼたん」で栽培された野菜、植物を使った料理を提供する。「当園の長年の土壌作りの知識と経験を生かし、花と同じ土壌で農作物を作っている。素材を生かした調理法で料理を提供している」と関さん。
「隅々まで整備されている施設では感じられない自然の雰囲気を、当園で感じ取ってもらいたい。こういう環境だからこそ、力強さや尊さをより大きく味わえるのでは」とも。
開園時間は10時~15時30分。金曜・雨天時休園。入園料は、大人=500円、子ども=200円。2月5日まで。