中学・高校生の公募コンクール「日本学生科学賞」で、茨城県立並木中等教育学校(つくば市並木4)の学生3チームが入選1等、2等、2等を受賞した。同賞は、戦後日本の復興期に未来の優秀な科学者を生み出すことを目的として始まり、今年で62回目。
2等に入選した柴沼纏さんは、飼い犬のトイレの場所が家のリビングから遠いため、その都度確認しに行く手間を改善したいと考えた。犬のトイレに設置されたカメラが画像処理で色認識し、飼い犬が用を足すと家族のLINEグループに通知されるもの。
柴沼さんは「入賞したことを聞いたときは実感が沸かなかった。普段の生活が便利になって、うれしい」と話す。今後について、「将来は獣医学部を目指しているが、中学・高校では今後も科学の研究を展開していきたい」と話す。
コンクールへは全国の中学・高校から応募可能で、全応募の中から1等18作品(中学・高校から各9点)、2等20作品(中学・高校から各11点)、3等21作品(中学10点、高校11点)が選出され、その他、内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞が入賞として選出される。