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つくばの書店で「読書をもっと自由に」考えるイベント フェアも同時展開

フライヤーフェアの棚の前で、企画者の益子陽介さん

フライヤーフェアの棚の前で、企画者の益子陽介さん

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 オンラインイベント「今の時代だからこそ、あらためて考える読書の魅力」が3月12日に開催される。主催はTSUTAYA LALAガーデンつくば店(つくば市小野崎)。

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 書籍「自分の頭で考える読書」の著者である荒木博行さんの講演の後、書籍編集者の川上聡さんと同店店員の益子陽介さんを交えたトークセッションを行う。著者、編集者と書店員それぞれの視点から読書の魅力に迫る。

 イベントのテーマである同書籍の内容について「書店員、一個人としても共感している。これまでも『積読(つんどく)』や『斜め読み』を好意的に受け止めていたが、それらの裏付けのような内容でもあり、心強く思った」と益子さん。「『読書が役に立つとはどういうこと?』といった言葉の選び方が引っ掛かりを生む、つい読みたくなる本」と話す。「書店員としてイベントに登壇する。荒木さんの言葉を引き出せる時間にしたい。読書はもっと自由でいいということが伝われば」と意気込む。

 荒木さんが書籍の要約サービス「フライヤー」エバンジェリストだったことがきっかけで、同サービスとのコラボレーションフェアも行う。フェアでは有料会員の閲覧数を基にした月間ランキング上位の書籍を並べる。POPに記載したQRコードからフライヤーのサイトに飛び、それぞれの本の要約が見られる。益子さんは「しっかりした読み応えのある要約が読めるサービスで、ビジネス書との相性が良い」と言う。現在は店内の入り口近くの棚でフェアを行っているが、場所を変えながら長期間展開する予定。

 「本は動画や音声メディアと違って、自分で能動的にならないと読めないもの。どうしてわざわざ面倒くさい本を手に取り読んでいるのかを考えるきっかけになれば。本をたくさん読む人だけでなく、普段読書が苦手な人にも見てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は14時~。同店運営元の「ブックエース」ユーチューブチャンネルで配信し、期間限定でアーカイブも残る。

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