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筑波山の観光を応援する資金調達プロジェクト 「観光地が一丸となって」

実行委員の小松愛実さんと今井雪子さん。リターンの一つであるガママスクを着用

実行委員の小松愛実さんと今井雪子さん。リターンの一つであるガママスクを着用

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が減った筑波山の観光地をサポートするため、5月26日、資金調達プロジェクトが立ち上がった。つくば市とつくば市事業者応援チケット実行委員会が主催。

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 支援者が「筑波山観光地応援チケット」を購入すると、つくば市がその支援金に2割を上乗せしてリターンとなる仕組み。例えば、10,000円分支援すると12,000円分のチケットが返ってくる。チケットは、筑波山で営業する飲食店や土産物店、テーマパークや温泉だけでなくタクシー会社やロープウエーといった旅客運送業を含む49店舗で、8月1日から来年2月28日まで使用できる。チケット以外のリターンとして、筑波山で毎年開催されるが今年は中止となった「ガマレース」専用の非売品である「ガママスク」などもある。

 筑波山が最もにぎわうゴールデンウイークには多くの店舗が営業を自粛し、新型コロナウイルス感染拡大防止に協力した。国の緊急事態宣言が解除されたが、観光客の呼び込みは本調子ではない。事務局の高瀬章充さんは「観光コンベンション協会や事業者も積極的にSNSでアピールしている。筑波山という観光地が一丸となっている感じがしている」と話す。参加事業者の一人も「観光は一店舗でできるものではない」と言う。

 「資金調達は負担が大きいため、事業者の代わりに行政で代行できればとプロジェクトを立ち上げた」と高瀬さん。「行政が主導することで支援者に安心感を持ってもらえる。クラウドファンディングだとオンラインで完結するので、支援者にとって手続きが簡単であることも重視した」と言う。

 「支援の際の温かいコメントがとてもうれしい」と喜び、「筑波山観光事業者の魅力を再認識した。一緒につくば市内の事業者を支えられれば」と力を込める。

 募集は7月7日まで。支援は一口2500円~。

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