つくばで「竪穴かやぶきフェスタ」-かやぶき屋根作りを体験

現在再生工事中の江戸後期に建てられた古民家

現在再生工事中の江戸後期に建てられた古民家

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 つくばの「けんちく工房邑」(つくば市沼崎、TEL 029-847-9930)で8月7日、「竪穴茅葺(かやぶき)フェスタ」が開催される。

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 当日は、茨城茅舎(ぼうしゃ)の会会員で、国土緑化推進機構によって「茅師名人」に認定されているかやぶき職人の広山美佐雄さんが直接実演指導し、大人から子どもまでかやぶき屋根作り体験に参加することができる。事前に敷地内に掘った穴に杉丸太の骨組みを建て、その屋根をカヤで葺(ふ)いて完成させる。

 江戸時代に建てられものから、昭和期に建てられたものまで数々の古民家を改修設計、再生手がけている同社。「古民家は良質の木材で丁寧に建てられているため、手を加えればさらに100年、150年と住み続けることができるものが多い」という。

 イベントが開催される同社敷地内には、元は豚舎だった建物を改修した緑化屋根の事務所や、季節のイベントで製作した池などがあり、古くからの物を大切にすることやものづくりの楽しさを目にすることができる。 

 イベント担当の森田将人さんは「かやぶきの民家は激減していて、かやぶきの体験などめったにできなくなっている。大人にとっても子どもたちにとっても忘れられない夏休みの良い思い出になるのでは」と話す。

 かやぶき体験のほか、うちわ作りやクレープ作り、魚釣りも楽しむことができる。昼食にはカレーライスを用意し、夜にはキャンプファイアーも行う。

 開催時間は10時~17時。参加費は300円(中学生以下無料)。汚れても良い服で参加のこと。詳細はホームページで確認できる。

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