筑波観光鉄道が主催するイベント「筑波山婚活登山－ツクバサンエンムスビトザン－」が12月5日に行われ、参加者34人中5組のカップルが誕生した。

筑波山頂に最も近いホテル「筑波山京成ホテル」関東平野が一望できる露天風呂

　同社では筑波山で婚活ハイキングも開いており、ハイキングを含めカップル率が高いイベントとして知られる。今夏から登山もスタートし、今回で3回目。筑波山は男体山・女体山の二峰とわかれており、それぞれの山頂にイザナギノミコト、イザナミノミコトが祭られている。古くから男女の神と信仰され、縁結びや夫婦和合、子授けなどにご利益があるといわれていることも、両イベントを盛り上げる一つの背景となっている。

　当日は筑波山ロープウェイつつじヶ丘駅で集合し、富士山やスカイツリーが雲海の上に見えるというこの上ない絶景に開始前から参加者らの気持ちも高ぶった。登山ルートは、女体山頂を目指し、男女が3班に分かれペアになって、つつじヶ丘～女体山頂までのおたつ石・白雲橋コースの約2キロをペアごとに会話を楽しみながら、途中でメンバーチェンジを繰り返しながら登山した。

展望を楽しみながらの昼食も、市内で常陸小田米を生産する筑波農場の直営のおにぎり店で「縁結び」の名前が付けられたおにぎりが振る舞われ、イベントの雰囲気を盛り上げた。

　山頂からロープウェーでつつじヶ丘まで下山し、筑波山頂に最も近いホテル「筑波山京成ホテル」へ向かい、希望者は関東平野が一望できる露天風呂に入浴し、その後はホテル内でドレスアップした参加者たちが立食パーティーを楽しんだ。

　来年は3月の開催を予定している。