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つくばで初のオンライン「地域会議」 周辺市街地の取り組み紹介も

「つくばR8地域活性化プランコンペティション2020」で採択された5つのプロジェクト

「つくばR8地域活性化プランコンペティション2020」で採択された5つのプロジェクト

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 つくば市はつくばの周辺市街地での活動報告会「つくばR8(アールエイト)地域会議」を2月11日にオンラインで開催する。

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 R8は、合併前の旧町村で生活の拠点として発展してきた北条、小田、大曽根、吉沼、上郷、栄、谷田部、高見原の8つの市街地を指す愛称。 それぞれのエリアで活性化協議会といった組織が活動の中心となっている。同イベントでは地域活性化のための活動を採択した「つくばR8地域活性化プランコンペティション2020」の成果報告や、それぞれの地活性化協議会の活動報告、各協議会メンバーへのインタビュー動画の放映や活動についてのディスカッションの時間を設ける。

 毎年行う報告会をオンラインで開催するのは初めて。周辺市街地振興室室長の吉岡誠生さんは「特にコロナ禍をどのように克服しながら1年間活動をしていたのか、各地域の工夫を聞いてほしい」と話す。同室の南塚玲さんによると、「イベントもなかなか開催できず、活動自体が難しいという印象もあった」が、フリーペーパーを製作して広告収入を得て活動費とする地域や、飲食店応援のために、飲食店紹介パンフレットを作製したエリアもあったという。同室の宇津木優太さんは「『こんな状況だからこそできることを』と熱量を感じる企画が多かった」と振り返る。

 パネルディスカッションに、R8の一つである小田から登壇する、小田地域まちづくり振興会会長の鈴木真人さんは「北条地区のユース世代と情報交換している。コロナが落ち着いたら、自分たちが他のR8地域も訪れたいし、小田にも来てほしい」と話す。当日は「市内と言っても遠い地区の人とはなかなか話す機会が少ない。今後につながる横の関係性ができるといい」と期待する。

 同室の廣松光介さんは「それぞれの活動紹介動画にも特徴があり、プレゼンも見どころ。外出がなかなかできずおうち時間を過ごされている人や、特に若年層へ地域の活動が届き、周辺市街地の活動に参加してみたいと思ってもらえるきっかけになれば」と力を込める。

 開催時間は13時30分~16時。参加無料。

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